風景と旅の写真家のブログ

心に残る風景、旅先で出会った風景を、写真と文章で紹介します。

ワルター指揮で、モーツァルトとベートーベンを

mileskoji

冬の一日、モーツアルトとベートーベンの交響曲を聴きました。



学生時代ジャズ以外ほとんど聴くことがなかった私ですが、


一時期ジャズ研の音楽通の後輩に薦められて、クラシックのレコードを


聴いていた時期がありました。



私のお気に入りは、ワルター指揮のCBSコロンビア交響楽団による


モーツアルトとベートーベンのシンフォニーでした。


今でも、たまにレコードをかけて聴くことがあります。



この日私はモーツアルトの交響曲41番「ジュピター」を聴きたくなって、


CDでカール・ベーム指揮、ウイーン・フィルハーモニー交響楽団の演奏を


聴きました。


でも、やはり面白くないのです。琴線に触れて来ないのです。



再度ワルター指揮のCBSコロンビア交響楽団による「ジュピター」を


レコードで聴きなおしました。



やはり、素晴らしいのです。


モーツアルトの交響曲は、オトマール・スイットナー指揮の演奏が


美しすぎるほど繊細で大好きなのですが、


「ジュピター」は、私の中ではワルター指揮しかないのです。



レコード盤を滑るカートリッジの針が、たまにブチッブチッといいながら、


演奏が聴こえてきます。


( このDENONのMCカートリッジは、昔NHKが放送用に常用していたそうですが、


針を交換するときは、カートリッジごと交換しなくてはならず、


20年?以上交換していない代物です。)



「ジュピター」は、モーツアルトの奔放で軽やかに跳躍するいつもの旋律とは


趣が異なり、荘厳な響きが重層的に溢れてきます。


天才モーツアルトの最後の交響曲に相応しい絶品だと思います。



荘厳で、悲しく、限りなく美しい楽曲にこめられた楽人の深い思いが、


ワルター指揮のモーツァルトによって伝わってくる気がします。


聴くたびに、琴線に響いて感動します。



そして、


私にとってワルターと言えば、ベートーベンです。


ワルター指揮のベートーベンは、どれも好きですが、極めつけはこれです。


交響曲第5番「運命」です。


学生時代、初めてベートーベンの音楽に出会って以来、


私のなかでは、ベートーベンは指折りの、とんでもないロマンチスト


ということになっています。



ベートーベンの旋律は、美しすぎるのです。そして、切ないのです。


中国の詩人杜甫のように、律儀なたたずまいで、人々を魅了するのです。



ちなみにモーツァルトは、天才詩人李白みたくですね。


ともかく、ワルター指揮、CBSコロンビア交響楽団のベートーベンは


よく聴きました。





余談ですが、


ジャズトランペッターのマイルス・デイビスを敬愛する私ですが、


ひそかに、帝王マイルスも、モーツアルトやベートーベン、さらには、


ドビッシーを好んで聴いていたのではないかと、勝手に思っています。




我が家の音響機器、プレーヤーもスピーカーもいつまで現役で活躍してくれるのか


心配ですが、頑張ってくれています。


今日は、「クラシックのレコードを聴く」というテーマでした。