風景と旅の写真家のブログ

心に残る風景、旅先で出会った風景を、写真と文章で紹介します。

「駒つなぎの桜」へ

4月16日に、久しぶりに「駒つなぎの桜」(長野県下伊那郡阿智村)を見てきました。


以前「台風の影響で枝が折れてしまった。」という話を聞いていたので、


枝ぶりが変わってしまったのではと心配していました。



しかし、この通り素晴らしい姿を見せてくれました。


しかも、手前の田んぼに水が張られていました。昨年から復活しているそうです。


背景の山の雑木も芽吹きが始まっています。まさに山里の春です。


今年は、桜の花の色が以前より薄く、白っぽくなったと感じます。


新緑の葉の緑とともに、全体が明るく清新な雰囲気に感じられました。


田の水面に影が映るので、桜の容姿がいっそう際立ちます。


源義経が奥州へ下る途中、ここで馬をつないだといわれています。


主幹から枝分かれしていくうねるような枝ぶりは、ほかに例がないと思います。


荘厳なたたずまいに、いつも圧倒されます。





モノクロームにすると、内に秘めた生命力と存在感が増して、重厚な雰囲気になりました。


レオンも一緒に見学しました。


私の撮影に、妻と同様、いつも付き合ってくれます。


曇り空でしたが、良い撮影日よりでした。



雑木の中に咲く桜を見つけました。これも可憐で素敵です。


日ごとに木々の芽吹くさまが見られたら、さぞかし素晴らしいだろうと思います。


この後、黒船桜(長野県下伊那郡阿智村清内路)を見て帰りました。


墓を守るように、塚の上に咲いていました。


これも見事な一本桜でした。



今回は、ブログに紹介するのが遅くなってしまいました。


皆様には、春とともに訪れる新緑の季節を迎え、良い時間を過ごされますように。