風景と旅の写真家のブログ

心に残る風景、旅先で出会った風景を、写真と文章で紹介します。

猛暑もあと少しで終わりそう。

mileskoji

3月の記事の後、なぜかブログを書かなくなりました。


なぜ書かなくなったのか、理由は自分でも分かりませんが、


旅先で思うような写真が撮れていないことが理由の一つかもしれません。



日々の生活でも特に変わったことがなく、春が過ぎて夏になり、昨夏と同じく、


いやそれ以上の暑さにうんざりする日々を過ごしています。



愛犬のショーンくんは、私たち夫婦にとても懐いていて、


本人も満ち足りた(?)日々を過ごしているように見受けられます。



また、少しずつ書いてみようと思います。


自宅のダイニングでくつろぐショーンです。


暑くなり、朝食前の早朝散歩が日課となり、散歩以外はエアコンの入った室内で


のんびりです。


先日1年半ぶりに、近所の「岩船神社」にショーンを連れて行きました。


レオンが病気になったときに、一人で行った時以来です。


神社から池に行く途中、「げんき牧場」があります。


おとなしそうなお馬さんが厩にいました。


木立の中にあるお社です。


珍しくお水が流れていました。


神社を抜けると、こんもりとした弥勒山が正面に見えてきます。


水田には稲が元気そうに育っていました。


久しぶりに来て撮影もできました。


でも、この日は気温も上がらずによかったのですが、その後猛暑日の再来で、


とても出かけられなくなりました。


やはり、木々の緑を見ると心が落ち着きます。



この半年に出かけた旅先で撮影した写真を、少しずつ載せようかなと思います。


相変わらず気まぐれなブログです。


涼しくなったら、ショーンを連れて森林公園に行こうと思います。


トランペットの練習も公園のほうが気分がいいんですね。

冬の装い

mileskoji

2月寒さの和らいだ一日、森林公園に行きました。


珍しく100mm~400mmの望遠レンズをカメラに付けて出かけました。


思いのほか、面白い写真が撮れました。



クヌギでしょうか。太い幹に苔がついています。



赤茶色の幹や、白くなっている表皮の部分が、苔の緑にマッチして美しいです。



冬ならではの装いですね。空気も澄んでいます。



雑然とした竹林も、望遠レンズの圧縮効果で、こんな絵柄になりました。



雨が降らないので、池の水が少なく干上がっていました。



クスノキの巨木でしょうか。根元のあたりからひこばえが生えていました。


冬なのに、葉の緑がとても鮮やかです。





落葉樹はモノトーンの枝ぶりが冬を告げていました。


今回はお供のショーンくんの出番はありませんでした。




今はもう3月です。パソコンの入れ替えが遅れて、ブログの更新もしないままでした。


もうすぐ春になります。また、カメラを持って出かけよう。


ショーンくんも連れて行こう。






別の日のショーンくんです。

ワルター指揮で、モーツァルトとベートーベンを

mileskoji

冬の一日、モーツアルトとベートーベンの交響曲を聴きました。



学生時代ジャズ以外ほとんど聴くことがなかった私ですが、


一時期ジャズ研の音楽通の後輩に薦められて、クラシックのレコードを


聴いていた時期がありました。



私のお気に入りは、ワルター指揮のCBSコロンビア交響楽団による


モーツアルトとベートーベンのシンフォニーでした。


今でも、たまにレコードをかけて聴くことがあります。



この日私はモーツアルトの交響曲41番「ジュピター」を聴きたくなって、


CDでカール・ベーム指揮、ウイーン・フィルハーモニー交響楽団の演奏を


聴きました。


でも、やはり面白くないのです。琴線に触れて来ないのです。



再度ワルター指揮のCBSコロンビア交響楽団による「ジュピター」を


レコードで聴きなおしました。



やはり、素晴らしいのです。


モーツアルトの交響曲は、オトマール・スイットナー指揮の演奏が


美しすぎるほど繊細で大好きなのですが、


「ジュピター」は、私の中ではワルター指揮しかないのです。



レコード盤を滑るカートリッジの針が、たまにブチッブチッといいながら、


演奏が聴こえてきます。


( このDENONのMCカートリッジは、昔NHKが放送用に常用していたそうですが、


針を交換するときは、カートリッジごと交換しなくてはならず、


20年?以上交換していない代物です。)



「ジュピター」は、モーツアルトの奔放で軽やかに跳躍するいつもの旋律とは


趣が異なり、荘厳な響きが重層的に溢れてきます。


天才モーツアルトの最後の交響曲に相応しい絶品だと思います。



荘厳で、悲しく、限りなく美しい楽曲にこめられた楽人の深い思いが、


ワルター指揮のモーツァルトによって伝わってくる気がします。


聴くたびに、琴線に響いて感動します。



そして、


私にとってワルターと言えば、ベートーベンです。


ワルター指揮のベートーベンは、どれも好きですが、極めつけはこれです。


交響曲第5番「運命」です。


学生時代、初めてベートーベンの音楽に出会って以来、


私のなかでは、ベートーベンは指折りの、とんでもないロマンチスト


ということになっています。



ベートーベンの旋律は、美しすぎるのです。そして、切ないのです。


中国の詩人杜甫のように、律儀なたたずまいで、人々を魅了するのです。



ちなみにモーツァルトは、天才詩人李白みたくですね。


ともかく、ワルター指揮、CBSコロンビア交響楽団のベートーベンは


よく聴きました。





余談ですが、


ジャズトランペッターのマイルス・デイビスを敬愛する私ですが、


ひそかに、帝王マイルスも、モーツアルトやベートーベン、さらには、


ドビッシーを好んで聴いていたのではないかと、勝手に思っています。




我が家の音響機器、プレーヤーもスピーカーもいつまで現役で活躍してくれるのか


心配ですが、頑張ってくれています。


今日は、「クラシックのレコードを聴く」というテーマでした。