風景と旅の写真家のブログ

心に残る風景、旅先で出会った風景を、写真と文章で紹介します。

『遥かなる山旅』ーフォト日記増刷版・その3ー

mileskoji

続いての紹介です。


スイスの山旅です。インターラーケンからグリンデルワルトを経て、


登山電車に乗りクライネシャイデックへと向かいました。



途中手荷物として持っていた登山靴を電車の棚に置き忘れてしまい、


大いに焦りました。無事戻って本当に良かったです。



スカルパ製のトレッキングシューズで、最高の一足でした。


数年後、靴底を張りなおして使いました。愛用の一足。



今年2月アイスランドで使いましたが、氷の上は滑りやすかったです。


やはり、靴底は張り替えないとだめですね。



ちなみに、ローバーの皮革登山靴を使っていた時期がありましたが、






何年か経って、林の中でラバーの靴底が剥がれてしまい、びっくりしました。


滝へ行く途中の雑木林の道でしたが、すぐに駐車場に戻りました。


妻もローバーの皮革登山靴を使っていましたが、同様なことが


ありました。


余談が長くなりました。




クライネシャイデックのホテルは、当時登山用の靴では入れませんでした。


(現在のことは分かりません。)



その後万年雪のユングフラウヨッホを往復、下りはアイガーグレッチャー駅で下車


して、クライネシャイデックまでハイキングしました。


アイガー、メンヒを見ながら、緩やかな高原のハイキングでした。



続いての写真は、マッターホルンが倒影するリッフェル湖です。


リバーサルフィルムで撮影していますが、露出がかなりアンダーだったので、


レタッチしてもご覧の通りです。



さて、牧歌的なスイスの山歩きをおえて、フランスへ入りました。



フランスのモンブラン山群は、尖った針峰群の山々が特徴です。


シャモニーの町から、ロープウェイでエギーユ・ドゥ・ミディ展望台まで


上がります。





3連の赤いゴンドラは、現在は新しくなっています。


ゴンドラから見る風景は、まさに氷河と針峰群の絶景でした。




絶景に目がくらみながらも、何枚も何枚も撮りました。



「ダンデ・ジェアン(巨人の歯・牙)」が見えていますが、


雲一つない快晴にもかかわらず、突然雲が湧いて視界を遮ります。



紺碧の青空と真っ白な氷河、そして屹立する針峰群。


まさに、地球の絶景でした。



帰路、ロープウェイで、途中駅のプラン・デ・レギーユからメール・ド・グラス氷河を


望むモンタンベールまで、ハイキングしました。





途中山羊さんに会いました。



手前に川のように見えるのがメール・ド・グラスです。



この日はシャモニーの町に戻り終了です。

.

翌日シャモニー郊外のプラ村へ行きました。



モンブラン山群とは対岸のリフトに乗り、素敵な山上湖の


ラック・ブランを目指しました。



アンデックスの駅でリフトを下りて、対岸のモンブラン山群を眺めつつ、


山腹のまき道をトレッキング。


対岸にメール・ド・グラスとモンブラン山群が見えます。




ラック・ブランに到着です。






あまりに素敵な場所だったので、何枚もシャッターを切りました。


その後プラ村へもどり、素敵な撮影スポットへ。




教会と針峰ドリュの組み合わせが、最高に素晴らしい。



以上で、ヨーロッパアルプスの山旅篇は終了です。


随分昔の山旅ですが、写真を見ていると、つい昨日の出来事のように


思えてなりません。


(以前のブログと重複している箇所もあるかと思いますが、


お許し下さい。)

『遥かなる山旅』ーフォト日記増刷版・その2ー

mileskoji

フォト日記を紹介しながら、実際の旅の様子も綴っていこうと思います。


写真の下に小さな活字のキャプションが付いているのがフォト日記です。


下に頁数が付いています。



2019年5月に、25年ぶりにスイスのツェルマットを再訪。


天候に恵まれて、マッターホルンの全容を見ることができました。



前日にインターラーケンからツェルマットまで電車で移動。


翌朝ツェルマットから登山鉄道に乗り、終着駅のゴルナーグラートに


向かいます。


登山鉄道の列車の中から、ヴァリス山群の名峰たちが見えてきました。



25年前に訪れて、記憶にとどめた名峰たち。


雪をまとったその美しさに感動。素晴らしいシャッターチャンスとなりました。


「来てよかった。」幸せな旅の瞬間です。


でも、これで終わりません。


マッターホルンが私たちを待ち受けていました。



終着駅のゴルナーグラート駅とマッターホルンです。25年前とほとんど変わりません。


25年前は雲が湧いて、マッターホルンの全容が見られませんでした。



「3100クルムホテルゴルナーグラート」です。


標高3100mスイス最高地点にある山岳ホテル。


マッターホルンやモンテローザを目の前にして建っています。



1995年に訪れたときは、このホテルに宿泊しました。


当時はシャワーを共同で使うような簡素なホテルでした。


夜明けや日没後にその雄姿を、目の前にして望むことができます。


残念ながら、25年前は雲に隠れて、雄姿を望めませんでした。



今回はホテルのテラスで、青空の下マッターホルンを背にして、


コーヒータイム。最高に贅沢なひと時です。


妻が写真を撮ってくれました。



ここから見るマッターホルンは、少しぼてっとしていますが、


逆に槍先が鋭く天を衝いて鎮座している感じです。



ちなみに、1995年(今から31年前)ハイキングしながら撮影したマッターホルンです。


雲が湧いて、見えたり見えなかったりでした。


場所によって形が変わるのは当然ですが、圧倒的な存在感に


変わりがありません。



いずれにせよ、見事なマッターホルンの雄姿を存分に堪能した後、


ツェルマットの町に戻りました。



通りをぶらぶらと歩きます。ちょっと素敵な木組み作りのホテルがありました。


民宿風の建物ですが、木組みがかなり古そうです。


ネズミ返しの倉庫



通りに面した建物は、どこか古びていました。


町の中にある教会です。


古めかしいお土産屋さんもある中で、高級品のお店もありました。




翌朝朝焼けのマッターホルンを求めて、町のはずれのビューポイントに行きました。


橋の上で、マッターホルンに朝日が当たるのを、今か今かと待ちながら


撮影しました。



何度見ても、何度眺めても、このマッターホルンの姿は素晴らしいです。


愛用のニコンンAFS 70-200mm f4の望遠ズームのテレ側(200mm )で


撮影。風景写真には欠かせないレンズです。




当時は、すでに山歩きをしなくなっていましたが、


こんなに数々の名峰を見ることができて、幸せでした。




続いて、ブリエンツ湖とハーダークルム展望台です。



実際には、ツェルマットより先にブリエンツ湖に立ち寄っています。



さらに、ハーダークルム展望台でも、素晴らしい風景に


出会いました。



この日は雲一つない快晴に恵まれました。


ロープウェイで上がり、終点で降りた後、展望台の建物まで


坂道を歩いていくのですが、汗ばむぐらいの陽気でした。



テラスで食事もできるのですが、景色に勝る御馳走はない


というくらい素晴らしい景観でした。


展望デッキの様子。誰もがこの素晴らしいアルプスの眺望に


見とれて、興奮していました。



2度目のスイス訪問は、山歩きこそしませんでしたが、


素敵な山を巡る旅になりました。



長くなりましたが、以上でその2を終わります。

『遥かなる山旅』ーフォト日記増刷版・その1ー

mileskoji

2020年の11月下旬から12月かけて、「ギャラリーカフェわッつ」


で自身の写真展「遥かなる山旅」を開催しました。



1994年から2019でに訪れた海外の山旅を振り返り、


20数点の写真を展示しました。



2020年.はコロナ感染が広がり、過去最大の感染拡大があった時期です。


飲食店の時短や鉄道の終電繰り上げなど、社会全体で閉塞感が


強まった時期でした。



今思えば、よくもそんな時期に写真展を開いたもんだと思います。


ただ、私の最初の写真展「親子二人展ー四季の写真と硝子工芸」


(2020.3)が終わった後、突然年内でギャラリーが閉店するということ


になったのです。



私は慌てて、早急に海外の山旅をテーマとして、2回目の写真展を


やらねばと思い立ちました。



急遽それまで出かけたすべての山旅を振り返り、そのすべてを


一回の写真展に集約して展示しなければなりませんでした。



私にとって、「ギャラリーカフェわッつ」以外の場所は


考えられなかったのです。


そして、年内に写真展(個展としては最初の)を開催しました。



ギャラリーが閉店するということもあり、コロナ感染が続く中、


多くの方に来ていただきました。



ところが、年が明けて間もなくして、閉店していたギャラリーが


突如営業を再開したのです。


私としては複雑な思いを禁じられなかったのですが、同時に


再開してくれたおかげで助かったのも事実でした。




やがて、フォト日記『遥かなる山旅』を作り、ギャラリーに


置かせてもらいました。多くの方に購入していただきました。


山の写真や花の写真に、日記風のキャプションを付けた手作りの


冊子です。




今回装丁をリニューアルして、増刷版を作りました。



現在全く山歩きをしなくなってしまいましたが、


懐かしい思い出がいっぱい詰まった山の写真ばかりです。



前置きが長くなりましたが、紹介したいと思います。

 


表紙(A5サイズ)


表紙裏の目次



実は2019年5月にスイスを再訪し、念願の朝焼けのマッターホルンを


撮影することができました。


同時にスイスの美しい自然を、高画素のデジタルカメラで撮影できた


ということが、それまでの山旅の写真を振り返るきっかけに


なったのも事実です。



リバーサルフィルムで撮影された山々の写真を見直しながら、


1枚ずつデジタルカメラに収めていきました。


私は山行の時は、富士フィルムのプロビアというリバーサルフィルムを


常用していました。コダックのフィルムより自然な色合いで、発色が


美しいのです。緑色を強調したいときは、ベルビアというフィルムが


いいのですが、当初はISO(フィルムの感度)50しか出ていなかったので、


手持ち撮影には不向きでした。



ちなみに上の表紙の写真のうち、鉄道とマッターホルンの写真以外は、


すべてプロビアのフィルムで撮影しています。


あらためて、プロビアの発色の美しさに驚きです。



以上前置きばかりの内容ですが、その1を終わります。