風景と旅の写真家のブログ

心に残る風景、旅先で出会った風景を、写真と文章で紹介します。

展示会「我が家の愛犬シリーズ」開催


地元の「ギャラリーカフェわッつ」(春日井市内)で、


お店に集う人たちの「愛犬」の展示(「お犬様作品展」)が始まりました。


私も「我が家の愛犬」と題して複数の写真を展示しました。


・期間
 8月3日(水)~  8月28日(日)   *8日(月)~ 16日(火)はお盆休み



今日のブログは、展示写真の紹介と「我が家の愛犬」の紹介です。少し長くなります。


まずは。展示写真の紹介です。




初代 シベリアン・ハスキー ♀ 1991-2001 名前「ソフィア」


2代 ゴールデン・レトリーバー ♀ 2001-2002 名前「ハナ」


3代 ゴールデン・レトリーバー ♀ 2003-2016 名前「クレア」


4代 ゴールデン・レトリーバー ♂ 2017- 現在 名前「レオン」



「 GYALLERY CAFE   わッつ 」展示会場の様子です。




愛犬それぞれに、プロフィール写真、及び家族との思い出スナップ写真も展示しました。


なお、上の写真にあるソフィアの刺繍は、二女が小学校の夏休み課題で作ったものです。


お近くの方は、足をお運びいただけると幸いです。



続いて、「我が家の愛犬」紹介です。



我が家は大型犬ばかりで、現在で4代目です。


我が家の愛犬について、少し詳しく紹介します。


4匹分ありますので、少々長くなるかとおもいますが、お付き合いいただける方は、


休み休みお読みいただきたく存じます。




・ソフィア ♀ 1991-2001


初代ハスキー犬のソフィアが、我が家にやって来た時の写真です。


子犬なので、耳は立っていませんが、まるで歌舞伎役者のような顔立ちです。


外見のいかつさとは裏腹に、優しく賢い子でした。

小さな手は、幼い二女の手です。ソフィア(まだ、若い)は二女のお相手をしています。

精悍な顔つきで、颯爽と誇らしげなソフィアです。自宅前の公園での一枚。

自宅近くの散歩道で、雪が降った日の一枚。ハスキー犬には冬がよく似合う。

子供たちが小さかったころ、ソフィアは怖い顔で、いつも庭で留守番をしてくれました。


当時は外で飼うのが普通でした。でも、たまに、家の中で一緒に過ごす時もありました。



ある日のことです。



TVで「ムツゴロウさんの動物王国」を見ていたとき、画面にハスキー犬が登場したところ、


ソフィアが突如、身を乗り出して、テレビに近寄り、ハスキー犬を探し出しました。

テレビの画面に、ソフィアの目が釘付けに。この直前にハスキー犬が登場。

テレビの裏側を探すソフィア。そして、テレビにのしかかるソフィア。

あまりに突然のことでびっくり。


まるで、ソフィアの行動を予知したかのような、写真が残っていました。


写真がぶれているのは、撮っている私も動揺してたんですね。


今思い出しても、驚きの出来事でした。



さて、自宅の前は、開けていて、雑木林の山でした。


季節ごと変化する雑木林を見ながらの毎日で、ソフィアも退屈していなかったかも・・・・。



ソフィアの生涯は、子供たちの成長とともにありました。


子供たちの成長を見守ってくれたソフィアに、心からありがとう、


心から感謝したいと思います。




9歳と10か月の生涯でした。



最後もっと早く手術してもらえたら、もっと生きられたのにという思いが残ります。


薬で治る可能性があるという獣医さんの言葉に従って、薬を飲ませ続けていたら、


症状が悪化してから、手術しかないと言われての手術。でも、手遅れでした。



( 病名は子宮蓄膿症でした。ソフィアは避妊手術をしていませんでした。ペットショップのオーナーからこの子を譲り受けるとき、交配して子犬を提供するという条件があったためです。結局交配することはありませんでした。母親にしてあげられたらいいかもというぐらいにしか考えていなかった私が愚かでした。リスクをしっかり理解しておく必要がありました。)



祈る思いで手術してもらいました。



病院へ連れていこうと、抱きかかえて玄関を出ると、今まで聞いたことのない遠吠えのよう


な、何とも言えない、腹の底から唸るような悲しい鳴き声を耳にしました。


自分の命が助からないことを知っていたのだと思います。


ソフィア、怖かったんだよね。ソフィア、ごめんよ。


今もあの鳴き声を忘れることはできません。





・ハナ  ♀ 2001-2002


2代目ゴールデンのハナは、1歳6か月の若さで亡くなりました。


土岐ワンワン牧場で生まれた子です。


病気とは言え、今でも胸が痛みます。本当に優しい、心優しい子でした。


子犬のハナの写真がいっぱい残っています。

「これは、なんだろう?」 好奇心いっぱいのハナです。

まるで、天使のような、かわいい真っ白な子犬のハナです。

家の中の狭いところに頭を突っ込んでお休みです。まるで、伸し烏賊(のしいか)のように、ぺったんこです。


赤いリボンが何とも可愛い。4、5か月のころかな?

成犬になっても、色の白い子でした。


ハナの優しい目が、悲しそうに見えるのがつらい。



1歳が過ぎ、秋の気配を感じるころ、ハナは少ししかおしっこをしなくなりました。


動物病院で診てもらいました。はっきりとした病名は言われませんでしたが、尿道に管を入れておしっこを抜くしかないと言われました。


毎日朝夕2回管から注射器でおしっこを抜き取ってやりました。


ハナは嫌がることもなく、これでハナの病気が治るならと続けました。


でも、動物病院でここでしてあげられることはもうないと言われました。


紹介されて、岐阜大学の獣医学部病院で手術を受けることになりました。


車に乗せていきましたが、随分遠かったのを覚えています。



病院の小さな透明なアクリルの個室に残してきたハナを思い出します。ハナの躰は痩せていました。


少し湿気で曇っていた個室の中に、ハナを残して立ち去ろうとしました。


その時、その場にいた獣医の先生が、ハナを見て「ああ、お父さんがいなくなって、不安だよなあ。」とハナに声をかけるように言いました。


いい先生でよかったと思いました。でも、立ち去ろうとした自分を責めました。



ハナ、ごめんなさい。家族は、みんなハナが大好きでした。ハナのことが大大好きでした。


術後、家に戻ったハナが回復することはありませんでした。


ひょっとして、ハナの病気は治ったのではないかと思い違いをした夜に、


ハナは大量の黒い血を吐いて、息を引き取りました。


病気が治ったのではないかと思った自分の愚かさを責めました。ハナは癌に侵されていたのです。



ハナのやさしさを思い出すと、今でも胸が痛みます。


ハナのやさしさは、天使のやさしさでした。


ありがとう、ハナ。ごめんなさい、ハナ。でも、やっぱり、ありがとう。





・クレア ♀ 2003-2016


3代目ゴールデンの女の子クレアは、ホームセンターのペットショップで、3か月ぐらいの


時に、我が家にやって来ました。痩せていて、売れ残りだった子です。


でも、以来13年間にわたって、我が家の一員として、ともに過ごしてくれました。


おっとりとして、散歩のときは寄り添うように歩いてくれました。

新しい犬小屋の前で。


いつも足をクロスして座ります。クレアのトレードマークです。

柔和で穏やかな笑顔のクレアです。

晩年は、ダイニングの一角がクレアのプライベート・スペースでした。




長年クレアはずっと、自宅の庭の小屋で留守番をしてくれました。


暑い暑い夏の日も、冬の寒い日も、庭で留守番をしてくれました。


でも、時々、車で出かけました。八ヶ岳など、家族と一緒に泊りでも行きました。


観光地など、どこへ行っても、クレアは人気者で、クレアも人が大好きでした。


晩年は、家の中で過ごしました。


最晩年は、喉の手術をして、股関節も悪くなりました。


散歩から帰ると、玄関先で座り込んでしまいました。


両手でお腹を支えるようにだっこして、家の中に運んでやりました。




子供たちも実家に戻ってくると、とても可愛がってくれました。


クレアが亡くなったときは、二女が東京から戻り、クレアの最期の寝顔をスケッチして、弔ってくれました。


クレア、長い間、本当に、本当にご苦労さんでした。ありがとう。


家族とともに、たくさんの思い出を残してくれました。




・レオン ♂ 2017- 現在


4代目現役のゴールデンは、茨木のブリーダーさんの子です。初めての男の子です。


6か月の男の子で、やはり売れ残りの子でした。


先代のクレアが亡くなった後、ゴールデンの里親に応募したのですが、断られてしまいまし


た。週に3日昼間留守にするのが、いけなかったようです。


やんちゃそうな元気な男の子でした。でも、性格はブリーダーさんのお墨付き。


ブリーダーさん「この子は、誰とも仲良く上手に遊ぶ子ですよ。」


私「どうして、半年も貰い手がいないんですか?」


ブリーダーさん「ご縁がなかったのでしょうねえ。」


私「ん?・・・そういうものかなあ?」


どうして、ご縁がなかったのか、よくわからなかったのですが、ともかくこの子に決定。


どこにいても、鼻づらを近づけて寄ってきます。


公園で私の楽器の練習にも、必ずお供します。


少し歯の黄ばみが気になりますが、いたって健康、元気いっぱいです。


この子は最初から室内育ちで、すっかり内弁慶です。


私と妻が庭に出ると、一緒に庭に出てきますが、少し庭を歩き回ると、勝手に自分だけ家の中へさっさと入ってしまいます。


レオンとの日々、毎日暑い日が続きますが、欠かさず朝晩の散歩を続けています。


引っ張り癖の直らないレオンですが、最近引っ張ることがいけないことだとわかって来たようです。


いろいろ教えれば、もっといろんなことを覚えるのにと娘に言われながら、甘やかしてばかりいる私です。


また、レオンを連れてどこかに出かけよう。




「我が家の愛犬」ブログ、長々と書いてしまいました。


最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


猛暑が続きます。くれぐれもお体を大切にお過ごしください。


皆様が少しでも幸せな時間を過ごされますように。