風景と旅の写真家のブログ

心に残る風景、旅先で出会った風景を、写真と文章で紹介します。

(続々)「オーストラリアの旅 -モノクロームの世界-」


オーストラリア東海岸のケアンズを起点に、日帰りでグリーン島、


さらに別の日にキュランダ村へ行きました。


キュランダ村からケアンズへの復路は、高原鉄道に乗りました。


列車は、バロン渓谷国立公園の熱帯雨林の中を走っていきます。


バロンフォールズ駅から見えるバロン滝です。雨季には迫力のある滝に変貌するようです。







フレッシュウォーター駅を過ぎると、180度のヘアピンカーブがあります。


紀行番組「世界の車窓」のオープニングに出てくる場所です。


写真撮影しやすいように、列車はスピードを落としてくれるようです。


ケアンズの町に近づくと、沿線で列車に手を振る人たちの姿も見えました。




沿線で、列車を見送る母子の姿に、思わずシャッターを切りました。


その後シドニーに戻り、近郊のブルーマウンテンズ国立公園に行きました。



ユーカリの木から出る油分が空気中に気体となって広がり、


山が青く見えるのでこのように呼ばれるということです。


また、2020年の森林火災では多くの森が消失し、深刻な被害になりました。


私たちが訪れた時は、一面深い緑に覆われた森が広がり、


とても、森林火災があったとは思えませんでした。


文字通りブルーマウンティンズの山と森が広がっていました。


左に見える3つの奇岩は、「スリーシスターズ」と呼ばれています。


部族の掟に反して、男性に恋をしてしまったがゆえに、


姉妹が岩になってしまったというアボリジニーの伝説がその名の由来です。



今回はすべてモノクローム写真になりました。


モノクロに変換することで、別次元の世界が出現することに驚いています。



なお、写真展「オーストラリアの旅」が終わって間もないのですが、


今月の22日から、新たに、写真展「彩の風景・愛犬たちの肖像」を


やります。




今回は、初めて多治見市内の「梟」というお店でやります。


ペット可のテラス席があり、レオンを連れてしばしば行きました。


レオンが亡くなったのを機に、我が家の愛犬たちの写真展を


「梟」さんでやりたいと思いました。


愛犬たちに、あらためて感謝と追悼の意を表したいと思います。