４月中旬、東北の桜を見るツアーに出かける予定でした。

上旬には、娘たちのいる東京へ行く予定でした。

レオンが病気になったことで、旅行はキャンセル。

レオン急逝の報に、逆に娘たちが帰ってきてくれました。

忙しい仕事の日々なのに、午後休みを取って帰ってきてくれました。

　
レオンの亡骸を前に、我が家の居間は、娘たちのおかげで明るくなりました。

レオンとともに記念撮影もできました。

翌日、娘たちは仕事に間に合うように、早朝に帰っていきました。

娘たちよ、わざわざありがとう。

レオンが退院して、自宅に戻ってきた頃、桜が満開になりました。

レオンは難病に罹っているとは思えないほど、元気でした。

入院中鼻の頭を怪我して、少々痛々しいのですが、

ご本人は気にしていない様子でした。

「痛くないらしい。」

「このまま、何か月も元気でいることができるかもしれない。」

レオンの退院後、レオンのいる日常が戻って来たように思いました。

でも、私たちは、大きな勘違いをしていました。

私はレオンとほぼ普段通りの散歩をしました。

でも、団地の中だけで遠くには行けません。

私はレオンを残して、近所の桜を撮りに行きました。

山の雑木が芽吹いて、桜が咲く早春の風景です。

久しぶりに、山と桜の風景を撮影しました。

レオンは置いてきぼりです。

レオンにこの桜を見せてやることはできませんでした。

でも、桜の咲く近くの公園を、レオンは散歩しました。

いつものように、どんどんと歩くので心配でした。

「　今年の桜は、、、、　」

毎年のように、いつもの公園でレオンと撮ることは、

できませんでした。

上の写真は、別の近くの公園で撮った「今年の・・・」

「  レオンと桜  」

です。