作家五木寛之氏、ラジオに出演
今朝 出勤途上車でラジオを聴いていたら、 五木寛之氏がゲスト出演。
正直、えっ?という驚き、でも、もともとラジオ関係の人でもあるということで
納得。
週三日、朝はNHKのラジオを聴きながら出勤、木曜日は様々な表現者がゲスト
出演。今日は五木寛之氏の声と話を聴けて良かったと思いました。少々懐かしい感じ
がしました。
なんと89歳、先日亡くなった石原慎太郎氏と、生年月日も一緒だとか。
担当のあずまアナも、今日はゲストに気を使いながら話している感がありました。
仏教に関心を寄せてからの氏の著作は、ほとんど全く読んでいませんが、それ以前の小説はよく読みました。
氏の話しぶりは、とても分かりやすく、話にしっかりした構成力というか組み立てが
常にあるんですね。理路整然とも違うのですが、淡々とした語り口に、つい聞き入って
しまう上手さや説得力を感じます。
途中までしか聞けなかったのですが、氏の話は、断捨離の勧めに対して、捨てない人生、
生きていくうえで、私たちはどれだけ捨てられない多くのものを背負っているのかと
改めて感じました。
ともかく20歳も年上だったんだと思いつつ、何だか懐かしくて嬉しかったです。
以前と全く変わらない様子が、伝わってきたからかなあ。1970年代の時代の空気を
共有している作家だという思いがあるからかなあ。
私もこんな風に年老いていきたいと思いました。
ダンディな五木さん、今日はありがとう。いつも身に着けている腕時計(何十年も前の直木賞受賞の賞品だとか)
見てみたいと思いました。
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