風景と旅の写真家のブログ

心に残る風景、旅先で出会った風景を、写真と文章で紹介します。

白馬村へ

四月下旬白馬村へ行きました。


山里に咲く桜を目当てに出かけました。


しかし、前日大変な荒天となり、雨風で桜は散ってしまった後でした。


というわけで、桜を期待しない撮影行となりました。



途中、中綱湖へ立ち寄り、散り残った桜を撮影しました。


温かな日が続いていましたが、湖はさすがにひんやりとした空気に包まれていました。


対岸から、背景の雑木林とともにフレーミングして撮影した一枚です。


まだ、芽吹き始めたばかりの木々のグラデーションとオオヤマザクラがいい感じです。


湖と木立の空気感が伝わっていれば、とりあえず良しですね。



湖に沿ってJR大糸線が走っています。最寄りの簗場駅の駅舎です。


ログハウスの素敵な駅舎でした。駐車スペースも隣にありました。


ただ、例年桜の開花時期は大勢の人で大混雑するようです。



見上げると、ちょうどトビが上空を飛んできました。


鳥を撮ることはめったにないのですが、この時は慌ててシャッターを押し続けました。



上の写真のトビをクローズアップしてみました。


思ったより綺麗に撮れていました。


アップにすると、精悍さが伝わってきます。



その後白馬村へ入り、四十九院のコブシを見に行きました。



残念ながら、コブシの花は一本は完全に散り、あとの一本も花は終わっていました。


この日は白馬村のお宿で一泊。




翌朝は雲に覆われていた天気も、じきに晴れていきました。


この日は白馬岩岳マウンテンリゾートへ行きました。


私たち夫婦と一緒に、レオン君もゴンドラに乗っていきました。



このテラスから見る白馬連峰は、本当に素晴らしい。



晴天に恵まれて、絶好のロケーションでした。


正面の白馬岳(しろうまだけ)、杓子岳(しゃくしだけ)、白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがた


け)が目の前に聳えています。


山腹から手前の雑木林が、芽吹き始めています。




残雪の尾根と木立の緑がとても美しい。山の早春の景色です。


この日が、マウンテンリゾートのグリーンシーズン初日ということで、


大勢の人が入れ替わり、テラスで寛いでいました。


ヨーロッパアルプスのリゾートのような雰囲気で、とても素敵なところです。




ちなみに、スイスのベルナーアルプスを眺める


ハーダークルム展望台からの眺望は、こんな具合です。



手前に見えるのは、インターラーケンの町です。


正面の奥に見える万年雪を抱いた山が、左からアイガー・メンヒ・ユングフロウ(正面)です。




さて、白馬岩岳のテラスの手前には、ブナの林があります。



雪解けの早春のブナ林です。


林の中には、自由にくつろげる椅子が置いてあります。


のんびりとゆったりとした時間を過ごすことができました。


ゴンドラに乗って下山した後、大出公園に立ち寄りました。



桜が散ってしまったのが惜しまれます。


展望台からの素敵なローケーションです。


午後の光の中で、白馬三山が佇んでいます。



ここにも人々が入れ替わりやってきて、写真を撮っています。




早春の白馬村を後にして、帰途に就きました。